2012年4月19日木曜日

認知症を学ぶ会共催セミナー報告


認知症サプリメント研究会(東京)の代表世話人である順天堂大学大学院 客員教授の田平 武先生が、認知症患者ご本人、患者家族、介護従事者などを対象に行われた講演会をお手伝いさせて頂きました。


認知症サプリメント研究会は、サプリメントや生薬による認知症予防と認知機能やBPSDの改善の可能に焦点を合わせ、大学、病院の認知症研究者が中心となって設立され、研究成果を発表される研究会の開催は既に6回を数えております。


そしてその研究成果を広くお伝えする事を目的に、3月に東京都板橋区で、4月に東京都町田市で講演会が開催されました
今回は4月12日に町田市で開催されました講演会についてお伝えします。


介護家族の方が比較的参加しやすい平日の日中に開催されましたので、参加者のおよそ半数が現役で介護されている方々でした。




田平先生のご講演は、とかく難しくなりがちな医療用語を分かり易い言葉に変えながら、まるで診察室で心配されている患者本人と、介護家族に向かってお話されているようでした。


ご講演後半は患者ご本人との接し方について、このケースではこのような接し方。このケースではこうしたらよいですよと具体的な対処方法をお話され、参加された方々はご自身の経験を重ね合わせながらでしょうか?うなずかれながら聴講されていました。


また質疑応答では皆様が積極的にご質問されただけではなく、「こんな時にどうしたら良いか」という質問に対して、「私はこうしましたよ」と他の参加者がご自身の実体験をお話下さるなど、会場全体が一つのコミュニティになったようでした。