2012年11月8日木曜日

認知症を学ぶ会 認知症介護者フォーラム報告(北海道)


JR札幌駅(北海道)より徒歩5分にあります「北海道自治労会館」にて、第1回北海道認知症介護者フォーラムを開催させて頂きました。

今回のセミナーは、認知症介護にかかわられている、医療・介護資格をお持ちの方々を対象でしたので、実際の現場で問題となっているBPSD(周辺症状)実例を中心としたお話でした。

参加者全員が医療・介護の資格をお持ちの方々という事で、木村先生のお話はいつもにも増してより専門的でした。





ご参加された方々からは

・具体的な例、数値で示されていた資料が多く、非常にわかり易かったです。
・こんなにもBPSDの研究や治療が進んでいるとはおどろきました。
・ここまで学べるとは思いませんでした。
・BPSD の症状に苦労しておりますが、解決のヒントを見つけた気がします。
・今日の内容を職場へ持ち帰り、皆へ広めようと思います。

といったお声を頂戴しました。

札幌認知症ケアの、第二幕が開いた瞬間でした。

2012年8月9日木曜日

認知症を学ぶ会 共催セミナー報告(埼玉)

浦和駅(埼玉県)より徒歩6分の「埼玉会館 小ホール」で開催されました、認知症サプリメント研究会主催セミナーのお手伝いをさせて頂きました。


ご講演は、ためしてガッテン(NHK)にもご出演されている山口 晴保先生(群馬大学大学院)と、牧 陽子先生(群馬大学医学部保健学科)の2本立てでした。

今回のセミナーは、「すぐに活かせる!介護に役立つ!ひとつ上の認知症ケアを目指す人への認知症セミナー」と題し、介護の現場でご活躍されている方々へ向けての内容。

山口先生は「認知症の理解と脳活性化リハビリテーション」と題して、今日から使えるリハビリ方法をご紹介されました。



私が特に印象に残った言葉は「褒める」でした。
医師・セラピストが患者を褒める→褒められて嬉しい→患者が褒めた相手に好感を持つ→褒められた方(医師・セラピスト)も嬉しくなってハッピー!
です。素敵ですよね。

具体的には・・・
古い記憶を比較的維持されている患者さんは、雑巾縫いなどが非常に得意。
施設のスタッフと雑巾縫いをすると、当然先生は患者さんとなり、教えて頂いているスタッフは「すごーい!」と褒める。
役割が逆転する事でBPSD(周辺症状)の低減につなげる。
このような流れによる作業回想法だそうです。

認知症の患者さんではありませんが、褒める事の効果として、片麻痺の患者さんを毎日褒めたことで歩行スピードが有意に改善した実例もご紹介されました。


牧先生は「認知症の行動・心理症状のケアの基本と実践」と題して、脳の話から認知症を理解するという切り口でご講演されました。



認知症の方の気持ちは、当人にしかわかりません。
しかしその気持ちを理解する、理解しようとする事で介護家族や介護従事者は患者さんに寄り添う事ができ、より適切な対応をとる事ができます。
その結果、幸せになれるというお話でした。

従来の認知症セミナーとは異なった、今までにあまり知られていない脳の話から認知症を理解するという切り口の内容で、ご参加された方々から大変興味深いお話を聴く事ができましたとお礼を頂戴しました。

今回のセミナーは、参加者のうち7割の方が介護の現場でご活躍されている専門職の方という事で、より実践的な内容のご講演でしたが、介護家族の方々からも感謝の声を頂戴しました。




今回のセミナーを期に、埼玉の認知症治療は変わっていくと感じました。

2012年6月25日月曜日

認知症を学ぶ会 共催セミナー報告(岐阜)


岐阜駅より徒歩2分の「じゅうろくプラザ ホール」で開催されました、認知症サプリメント研究会主催セミナーのお手伝いをさせて頂きました。


講師の田平 武先生は、今年3月から岐阜市にあります河村病院(岐阜市芥見大般若1丁目84)にて認知症診断・予防・治療センターの初代センター長として着任され、岐阜の認知症治療への貢献が期待されております。




雨の予報が外れ、晴れて真夏日となったこの日、250名もの方々にお集まり頂きました。


今回の参加者のおよそ半数が介護施設や医療機関に従事されているという事で、専門的なお話が中心でした。

ピンボケですみません・・・

しかし流石は田平先生。むずかしいお話も、わかり易い言葉を多用しながら優しく語りかけする事で、多くの介護家族の皆様にもご理解頂いたようです。まさに田平マジック!


後半の質疑応答の前には、田平先生のご友人である A・ウイッキーさんがゲストとして登場し、認知症について対談されました。


ウイッキーさんの、ご自身の体験を交えながらの、笑いとユーモアあふれるトークに、真剣に学ばれていた会場の皆様の表情が和みほっとする時間となりました。

まだまだお元気です


その後の質疑応答では、事前に寄せられていた非常に専門的なご質問にお答え頂き、無事に講演会が終了致しました。


今回のセミナーを期に、岐阜の認知症治療は変わっていくと感じました。









2012年4月19日木曜日

認知症を学ぶ会共催セミナー報告


認知症サプリメント研究会(東京)の代表世話人である順天堂大学大学院 客員教授の田平 武先生が、認知症患者ご本人、患者家族、介護従事者などを対象に行われた講演会をお手伝いさせて頂きました。


認知症サプリメント研究会は、サプリメントや生薬による認知症予防と認知機能やBPSDの改善の可能に焦点を合わせ、大学、病院の認知症研究者が中心となって設立され、研究成果を発表される研究会の開催は既に6回を数えております。


そしてその研究成果を広くお伝えする事を目的に、3月に東京都板橋区で、4月に東京都町田市で講演会が開催されました
今回は4月12日に町田市で開催されました講演会についてお伝えします。


介護家族の方が比較的参加しやすい平日の日中に開催されましたので、参加者のおよそ半数が現役で介護されている方々でした。




田平先生のご講演は、とかく難しくなりがちな医療用語を分かり易い言葉に変えながら、まるで診察室で心配されている患者本人と、介護家族に向かってお話されているようでした。


ご講演後半は患者ご本人との接し方について、このケースではこのような接し方。このケースではこうしたらよいですよと具体的な対処方法をお話され、参加された方々はご自身の経験を重ね合わせながらでしょうか?うなずかれながら聴講されていました。


また質疑応答では皆様が積極的にご質問されただけではなく、「こんな時にどうしたら良いか」という質問に対して、「私はこうしましたよ」と他の参加者がご自身の実体験をお話下さるなど、会場全体が一つのコミュニティになったようでした。













2012年3月27日火曜日

認知症を学ぶ会 秋田セミナー報告

認知症を介護されている方々が介護をされる際に困られている事は、中核症状(記憶障害や失行など)よりも、BPSD(周辺症状)だというお声を良く聞きますし、認知症を学ぶ会の掲示板でもよく話題になります。
逆にBPSD(周辺症状)が改善され、在宅での介護が楽になる事も良く話題になります。


その事実を介護の現場で活躍される方々に知って頂きたいと思い、認知症を学ぶ会セミナーを久しく開催していない東北エリアの秋田市にて、ある勉強会に便乗する形で急遽認知症を学ぶ会セミナーを開催させて頂きました。



告知から開催迄時間が少なく、金曜日の夜という事で皆様にお集まり頂けるか心配でしたが、延べ60名の方にご参加頂きました。




木村先生のセミナーは現場で役に立つ情報が満載のセミナーなので、介護職を中心とした参加された方の多くが、前傾姿勢で聴講しながらメモを取られていました。

セミナーの後に、参加された方から

・秋田の方は、医師の言う事を素直に信じて、何の迷いも無く薬を飲んで、その結果寝たき りになっている
・医師は人を見るのではなく、病名(それも間違っているのだか)に対して薬を処方するか ら、BPSD(周辺症状)が酷くなる
と嘆かれたあとに、


「今日のセミナーには介護専門職の方が多く参加されていました。ここから秋田の認知症治療と介護は変わるはずです!」
とおっしゃって頂けました。
私も認知症を学ぶ会秋田セミナーがきっかけとなり、秋田県の認知症治療が変わる事を信じております。


話は変わりまして、米どころ秋田といえば日本酒。
セミナーの後は、きりたんぽ鍋といぶりがっこを肴に反省会です。
おいしい日本酒を飲んで、明日への活力を充填しました。

地元の方推薦の松倉 やわらかい口当たりが素敵でした。
飛良泉(ひらいずみ) ガツンとした男らしい日本酒でした。個人的にはこちらが好みです。
セミナー直前に秋田入りし、翌日朝の便で東京へ帰る強行軍。最後になって秋田
らしい写真が無い事に気づき、秋田空港で慌てて撮りました。逆光でごめんなさい

2012年3月26日月曜日

ブログを始めます

皆さまこんにちは。
認知症を学ぶ会 事務局のどらどらです。

この度、認知症を学ぶ会のセミナーの様子を皆様に知って頂く事を目的に、ブログを始めました。
会場の熱気や雰囲気をお伝え出来る様にがんばりますので、お時間のある際にお立ちより下さい。


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